明治150年
1.今年は明治150年だ。維新以降1945年まで、日本は欧米諸国の餌にならないようにするために必死で防御してきた。時には多少防御から逸脱することもあったが、おおむね自衛のために戦った。また、謀略で戦いに巻き込まれたこともあった。アジアの他国はおとなしく欧米に従ったのに、黄猿だけは反撃したので欧米は驚いた。
2.日本の反撃は欧米には怪しからんし、生意気だし、無礼と映った。対等に口をきくだけでも反感を呼んだ。第一次大戦後の国際連盟発足では人種差別反対まで日本は提案した。だから、その後の軍縮会議ではいじめられたし、満洲支配では、欧米のまねをしてはいけないと言われ、怒って連盟を脱退した。最後にABCDの4カ国によって貿易封鎖された。
3.原爆を落とされて降参させられたが、連合軍の怒りは収まらず、東京裁判で復讐劇が始まった。ドイツの結果を持ってくると無罪になるので、法廷で数々の罪を作り上げて日本を断罪した。戦争をさせないために武器を取り上げたし、悪いことをしたのだという意識を日本人に埋め込んだ。しかし、これでへこたれるような人種ではなかった。20年後には経済で復活していた。
4.サンフランシスコ講和条約第11条で、もはや国際的にも国内的にも戦犯はいない。絞首刑の7名は復讐劇の犠牲になっただけだ。何故ならば、判決後1か月で弁明も聞かずに処刑された。文明国の裁判ではありえない野蛮なことだ。その後、裁判官も、検事も、マッカーサーもこの復讐劇の誤りを間接的に認めている。
*明治維新(1868年)⇒平成30年(2018年)