ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
日本を貶めるインテリ
1.日本のインテリ、進歩的知識人は、日本をわざと貶めるような報道を好む。二つの理由がある。知識人は「俺は一般人とは違う。賢い」と思いたい。「自己批判的」=「知的」という日本的な図式を利用する。GHQの「日本が全て悪かった」という政治宣伝の影響もある。
2.江藤淳著『閉ざされた言語空間』(文藝春秋、1989年)にあるように、GHQは新聞や雑誌から個人の私信に至るまで日本中で検閲した。戦後2,3年間は事前検閲、つまり新聞や本の試し刷り、放送の台本などを提出させ、GHQが設定した出版・放送コードを遵守しているかどうかチェックした。

3.この事前事後の検閲の影響で、日本人の意識、特に出版や放送に関わる知識人の奥底に、GHQ的な歴史観や世界観が刻印づけられてしまった。多くの日本人は太平洋戦争という米国側呼称を用い、大東亜戦争という日本側呼称を公の場で口にしない。GHQの政治宣伝や検閲の影響が色濃く残っている。
4.知識人は他者に感情移入し、自己批判的であることを示そうとする。自分たちを批判するのであれば、少なくとも他者には迷惑をかけないから、事実関係が少々おかしくても、つまり謝りすぎたとしても問題ないと考える。従軍慰安婦問題で表れたように、事実の検証が疎かになってしまう。

5.これらの理由のためマスコミや教員などの自称「知識人」業界では、「日本批判無罪」「自虐無罪」の空気が出来上がり、日本や日本人に対する批判であれば事実関係が少々怪しくてもかまわないとなった。普通の日本人とは違い、自己批判的で日本の悪さを深く認識できる知性や倫理を備えている事が知的
6.憲法改正の議論で、護憲派の見解のうちには、日本の伝統や文化を恐れ、日本国憲法のような外部由来の何かに自分をしばってもらわなければ不安だという意識が少なからずあるといえる。日本人が自分たちの手で憲法を作れば、ふたたび軍国主義が台頭し、破局がもたらされる恐れが大きいと考える。

7.日本の伝統文化の基底にある危険な前近代的、古代的な層が何らかのきっかけによって吹き出し、恐ろしい事態を招かないように、国際的相互依存の度合いを増大させ、つまり「グローバル化」を推し進め、日本が自らの意思で自由に動けないようにすることこそ、必要なのだと述べる病的な意識だ。
8.97年は「グローバル・スタンダード」という言葉が流行り、構造改革が本格化する頃、朝日をはじめとする日本の「リベラル派」「左派」が、「左派」であるはずなのに、なぜか市場重視の新自由主義的改革にもろ手をあげて賛成してしまい、自らの基底にある「日本的なもの」を嫌悪し恐れる心理がある。

9.自らの意識の奥底にある「日本的なもの」が何かのきっかけで活性化し、悪夢のような事態をもたらさないようにする必要がある。そのためには、外部の主体や事物に自分を開き、自分の深層意識を外部から取り入れたものと混ぜ合わせ、薄めていかなければならない。
10.他国との相互依存を深め、日本が自分の意志で行動できる範囲を狭めるべきという。こういう心理があるからこそ、自称「リベラル派」の「知識人」は、構造改革でもTPPでも、あるいは最近の移民受入れの議論でも、グローバル化を推進することにやみくもに賛成してしまうのではないかと感じる。

11.こういう心理があるからこそ、自称「リベラル派」の「知識人」は、構造改革でもTPPでも、あるいは最近の移民受入れの議論でも、グローバル化を推進することにやみくもに賛成してしまうのではないかと感じる。グローバル化の本家米国でトランプが出てきて、反グローバル化を唱えてた事は良い事だ。
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オルト・ライト 白人優先主義
オルト・ライトAlternative Right
1.Alt-right(オルト・ライト、オルタナ右翼)はネット発の新しいタイプの右派層、そして彼らが行ういろいろな活動や運動のこと。主流派への反発がその核。 若い 白人男性が多いとされ、SNSやブログなどでの情報発信や、ネット掲示板での書き込みや各種ウェブサイトへの投稿が主な活動。要するに、白人優先主義だ。

2.オルト・ライトの人のことを Alt-righter と呼ぶ。 何かへの支持というよりは、何かへの反発がオルト・ライトと呼ばれる人たちの特徴で、社会の主流派(メディア、政治家、ビジネスエリート、学者など)への反発。

3.Alt-right とは「Alternative Right」の略語である。従来の右派とは違う新しい形の右派を指す。オルト・ライトな人たちはミーム(meme)が大好き。ミームとは、ネットで流行のスラングや面白画像や人気キャラクターなどのこと。

4.ミーム用語やミーム画像を使ったり作ったりして、仲間内で面白おかしく主流派メディアの偽善や欺瞞を皮肉ったり、トランプを好意的に茶化す画像を作ったりするのが好き。不謹慎ネタや差別ネタも大好物。そしてそのミーム用語や画像がネットに拡散され共感される。ARと呼ばれる層は拡大している。ミーム好きなオルト・ライトだが、その中でも Pepe the Frog(カエルのぺぺ)が大のお気に入り。ぺぺを使ってトランプさんを応援する画像などを作ってきた。
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226事件の真実

226事件の真実
1.国家を内部崩壊させ共産革命に導くため手段は問わない。非合法行為もかまわないし、真実を隠蔽しても良い。この時代、このような恐ろしいレーニンの思想がインテリ層や若い世代を中心に全世界に拡がっていて、わが国も昭和の初めマルクス・エンゲルスやレーニンなどの全集が飛ぶように売れていた。
2.日本史では『軍国主義』『青年将校』というと極右をイメージするが、コミンテルン第6回大会から4年後の昭和7年5月15日に青年将校が首相官邸に乱入し、犬養毅首相を殺害する事件が起こった。この五・一五事件の首謀者が書いた檄文には、青年将校が抱く共産主義への傾斜が明らかだ。

3.「 国民諸君よ、君側の奸を屠れ、国民の敵たる既成政党と財閥を殺せ、官憲を膺懲せよ、奸賊、特権階級を抹殺せよ、農民よ、労働者よ、全国民よ、祖国日本を守れ」とまさに共産革命宣言そのものだ。皇道派といわれる彼らは4年後には226事件で主力メンバーとなる。
4.20年8月14日深夜、天皇陛下が吹き込まれた玉音放送のレコード盤を奪い取って終戦を阻止しようとした陸軍の将校らのメンバーがいた。彼らは近衛第一師団長を殺害し、師団長命令を偽造し近衛歩兵第二連隊を用いて宮城を占拠したのだ。(宮城事件) ご聖断に反対するメンバーが右翼ではない。

5.リーダー格には共産主義者がいて、レーニンの『敗戦革命論』を実践してわが国の体制を徹底的に破壊して共産革命に導こうとしていた。ソ連は8月9日に対日宣戦布告し侵攻を開始したがソ連軍が日本列島の主要な部分を占領するまで戦争を終わらせるわけにはいかない。戦争を長引かせようとした。
6.日中戦争勃発時から開戦直前まで首相を務めた近衛文麿が終戦の年の2月に天皇に上奏し、戦争の早期終結を唱えた『近衛上奏文』がある。この中で近衛はわが国の左翼分子が我が国を第二次世界大戦に突入させたことを明確に書いている。http://shibayan1954.blog101.fc2.com/blog-entry-208.html …

7.近衛文麿上奏文の最後のくだり「昨今戦局の危急を告ぐると共に、一億玉砕を叫ぶ声次第に勢を加へつつありと存候。かかる主張をなす者はいわゆる右翼者流なるも、背後より之を煽動しつつあるは、之によりて国内を混乱に陥れ、遂に革命の目的を達せんとする共産分子なりと睨み居り候。」
8.近衛は学生時代から社会主義思想に共鳴し昭和8年に昭和研究会を発足、その中心メンバーが後に近衛ブレーンとして彼の内閣を支えた。ゾルゲ事件の首謀者尾崎秀実や左翼活動家もいた。第一次内閣で日中戦争に引き摺り込まれ戦線拡大、第二次内閣で三国同盟と日ソ中立条約、第三次で政権を投げた。

9.近衛が政権を握っていた時代に実際に起こったことは昭和10年第7回コミンテルン大会でのスターリン演説内容と符合する。「独と日を暴走させ。その矛先を露に向けさせない。独の矛先は英仏へ、日本の矛先は蒋介石中国に向けさせよ。戦力を消耗した日独の前には米国を参戦させて立ちはだからせよ」。
10.近衛はソ連が世界の共産化のために工作を続け、軍部や官僚に多くの共産分子がいることをしり「彼等の主張の背後に潜める意図を十分看取する能はざりしは全く不明の致す所」と書いて天皇に謝罪し勝利の見込みのない戦いを継続することは共産主義者の思うつぼだから早くこの戦争を終結させるべきと。

11.スターリンの戦略は、資本主義国同士を戦わせて双方を疲弊させたのちに革命を仕掛けて共産陣営に組み込むことだった。日米政権の中枢部に、ソ連と繋がる人物が多数送り込まれていたしGHQにまでいた。極東裁判で捏造された物語が正史として教科書に採用されている事態を正す時だ。
12.沖縄での基地問題に絡む騒動を見るに付け、未だに、昭和の初めから続く共産思想に汚染された左翼分子が、隣の国の後押しで事を構えている事は明らかだ。ヒットラーやスターリンの独裁政権の怖さを知り尽くしているはずなのに、現在の共産党独裁政権に対する甘い態度は米国を初めとする民主主義聨合の緩み以外の何物でもない。
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日英同盟と日露戦争
1.日清戦争後に朝鮮で次第に勢力を強め、更に義和団事変後も満州への居座りを続ける露に危機感を持つ日本と、三国干渉や中東における独仏露の進出を脅威と感じている英国が接近した。光栄ある孤立を捨て、中印での英国権益を露から守る目的で、台頭してきた日本との軍事同盟を1902年に結んだ。

2.南ア戦争が長期化し、アジアに充分な力を注ぐ余裕がないという事情が英国にあった。日本は条約改正などの国際的地位を高めることをめざし、また露の圧力に対抗する後ろ楯として日英同盟に期待した。議論はあったが、義和団事件後も満州から撤退しない露に対する警戒感が強まり、日英同盟論に決することとなった。

3.この同盟は3次まで改訂されたが、第1次大戦後は、日本の中国大陸への侵出を警戒した米国が日英同盟の破棄を要求するようになり英国は日米対立に巻き込まれることを避けるために日英同盟の破棄を決意し1921年のワシントン軍縮会議を経て、この同盟関係は約20年で解消された。

4.1895年下関条約で遼東半島の権益を得たが、独仏露三国干渉で返上させられた。放置すれば南下政策の露に飲み込まれる懼れを感じた日本では、次第に露に対抗する意識が高まり自衛のために開戦を決意した。相手は陸海戦力とも世界一の内容だったので、日本の覚悟は米英では賛同されたが金は集らなかった。

5.戦費集めを託されたのが、後の226事件の犠牲者であった高橋是清で日銀副総裁であった。まず米国では応援はするが公債売れなかったので、同盟関係の倫敦へ渡った。ここでも同じ状況だったが、露で何かと苦しめられていたユダヤ人の関係から道が開かれた。しかも米国人のシフだった。高橋の活躍で、当時の金額で総額8億円の金策が出来た。

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語学習得不要論
1.Google翻訳は現在、103カ国語に対応している。今回刷新されたのは英仏独、西班牙、葡萄牙、日中韓、トルコ語だ。これらの言語で世界人口の3分の1の会話をカバーする。ニューラルネットに基づく機械翻訳の導入によるもので人脳の神経回路を計算機で実現したものだ。

2.ニューロンと呼ばれる神経細胞の結びつきによる巨大なNWを構成する。文章を部分ごとに翻訳しないで文として扱い、全体の流れを把握して訳語の意味候補を見つけ、その言葉の順番を変えて調整しながら人の言葉に近い翻訳する。言葉がどのような使われ方をするかをビッグデータと照らして判断する。

3.しかも、このシステムは学習し続けるようになっていて、使えば使うほど自然な翻訳ができるようになっていく。更に進化すれば、外国語のページを開いた時に日本語ブラウザーが即座に変換し、普通にサイトを閲覧している分には、外国語にお目にかかることもなくなる。

4.TWやFBなどのSNSも言葉の壁を超え、将来的には、洋楽ロックを再生したらJ−POPとして聞こえる世界が来る。外国語に触れなくなることによる副作用も出てくる。辞書不要、語学教師の失職時代だ。
5.例題:
5-1語学教師失職時代:Language teacher disappearance era.
5-2語学教師は失職する時代:A language teacher is in the era of unemployment.
| - | 05:36 | comments(1) | trackbacks(0) | ↑TOP
元号の決め方
1.光文事件(こうぶんじけん)とは、1926年(大正15年)12月25日、大正天皇の崩御の折、 「大正」の次の元号をめぐって起こった誤報事件。 「大正からの元号改元は「昭和」ではなく「光文」と決まっていたが、「東京日日新聞」(毎日)がスクープしたために「昭和」に変更された。」

2.新元号の発表時に小渕恵三が述べた「平成」の名前の由来は、『史記』五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、『書経』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」からで「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味。

3.「昭和」の由来は、四書五経の一つ書経尭典の「百姓昭明、協和萬邦」による。漢学者・吉田増蔵の考案。江戸時代にまったく同じ出典で、明和の元号が制定されている(「百姓昭明、協和萬邦」)。国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う意味。

4.「大正」の由来は『易経』彖伝・臨卦の「大亨以正、天之道也」(大いに亨(とほ)りて以て正しきは、天の道なり)。明治:『易経』の「聖人南面而聴天下、嚮明而治」より。「聖人南面して天下を聴き、明に嚮(むか)ひて治む」というこの言葉は、過去の改元の際に江戸時代だけで8回候補として勘案

5.慶応の由来:『文選』の「慶雲応(まさ)に輝くべし」より。元治の由来:『周易』の「乾元用九、天下治也」および『三国志』の「天地以四時成功、元首以輔弼興治」より。文久の由来:『後漢書』謝該伝の「文武並用、成長久之計」より。安政の由来:『群書治要』の「庶民安政、然後君子安位矣」。
| - | 05:35 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
日本民族の特徴
1.韓国は日本の植民地ではなかった。日韓併合は韓国が史実を曲げて被害者面しているが、韓国を赤字覚悟で近代化させたのだから、被害者は日本だ。学校,病院,インフラ,多岐にわたる支援を実施した。当時,韓国では国民の識字率は国民数の1割にも満たなかった。
2.小学校を各地につくり、義務教育を普及し、軽蔑されて使用していなかったハングル文字を広く一般化させて識字率が向上させたのも日本が学校を作り教科書を作ったからだ。ソウルには帝国大学まで建設して高等教育にまで手を出した。印刷所も無く,教科書印刷は日本で行われた。

3.モンゴル帝国は世界史上最大の領地を持った国で,今の中国,東ヨーロッパ,旧ソビエト地域にいたるまで,チンギス・ハンによって征服された。その孫のフビライ・ハンが,朝鮮半島,及び南宋(中国の南部あたり)をも手中に収め,日本に開港するように求めてきた。朝鮮は常にどこかの属国だった。
4.韓国が今のように独立国となったのも、日本が欧米諸国の植民地化に対抗して戦ってきたお陰だ。韓国はいつも誰かの属国だった。日本は大戦で敗戦後,GHQによって占領されたが、大古の昔から、どこかの国の属国にされたことは一度もない世界で最も継続している国とギネスでも認定されている。

5.韓国人と日本人が基本的に永遠に分かりあえないのは,この厳然たる「紡がれてきた歴史の事実」の上で民族としての立場の大きな違いがあるからだ。日本人の「天皇を中心とした独自の国家を築いてきた秩序ある国」とでは民族の血脈の中に流れる過去から共有されてきた民族的価値観に大きな差がある。
6.日本人の秩序性の高さや民度の高さは,過去から受け継がれたものだ。良きにつけ悪しきにつけ,日本が外交が苦手,粘り強い交渉が不得手だ。日韓併合時に国民の識字率が無いに等しい韓国と,すでに鎌倉時代にお百姓さん達でさえ陳情書があった国の違いだ。

7.既に身分に関わらず文字を持っていた日本人と、いくら同じ黄色人種,黒い髪,黒い瞳を持つアジア人でお隣さん同士であっても,日本人と半島の人々とは,そもそもの民族同士の差が違い過ぎる。日本人が如何に優れた民族であったのか,世界標準から鑑みても,よくわかる。DNA技術の進歩による最近の古墳などからの調査では、日本人とシナや朝鮮民族との違いが明確となっている。似ているのは外形だけである。
| - | 05:31 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
インドネシアとの関係
1.「独立宣言 我らインドネシア人民はここにインドネシアの独立を宣言する。ジャカルタ、05年8月17日 インドネシア人民の名において スカルノ/ハッタ」1945年だが、この日付が05年、日本の皇紀2605年(=西暦1945年)の下二桁を表記したものだ。
2.インドネシアは16世紀以降、約300年にわたって、オランダに支配された。オランダ人は一切の教育・医療を与えず私有財産も認めなかった。集会、イスラムの信仰、運動広場も禁止した。知力体力をつけさせなかった。日本軍がくる前、公営プールには「犬とインドネシア人入るべからず」と。

3.1942年、日本軍が上陸しオランダ軍をたったの一週間で全面降伏させた。予言にあった「北から黄色い人がやってきて、白い人間を追い払う」は的中した。人々は予言の成就と狂喜し、日本軍は各地で紅白旗(インドネシア国旗)と国歌「インドネシア・ラヤ」の大合唱で迎えられた。
4.日本の占領統治は3年半にすぎなかったが日本の統治が民衆に与えた影響は予言以上のものだ。独立運動家スカルノやハッタは国名を「インドネシア共和国」とした。公用語をオランダ語からインドネシア語にし人々に誇りと自信を取り戻させた。阿羅健一著「ジャカルタ夜明け前−独立に賭けた人たち」

5.350年間も植民地にされ怠慢のくせがついていた。オランダ時代のやり方は全て放棄し、仕事を終えて帰宅しても用事があると呼び出す。遅刻は絶対しないこと、日の出と共に働く。姉歯準平は細かく指導した。「日本人がここにいるのはあとわずかだ。これをしっかり頭に入れてほしい。」
6.日本軍は津々浦々に「隣組」や「警防団」などを組織し、学校を作り、校庭で日本軍は軍事教練も開始した。終戦後、英蘭軍が進駐してきた。ジャワ島中部では連合軍の侵攻を知ったインドネシア人が日本人を収容所に入れてしまった。恐怖に怯えた彼らは、収容所にいる日本兵を殺した。

7.当時、2千人の元日本兵が残り、彼らはインドネシア人と共に戦った。半数が死に、1949年、英蘭両軍に勝利し独立した。そして独立後のインドネシア政府によって、亡くなられた千人の日本人兵士は、インドネシア国営英雄墓地に埋葬され、その中の数名は独立名誉勲章を授与された。
8.インドネシアの中学用歴史教科書「日本の占領は後に大きな影響を及ぼした。第一に英蘭語が禁止された。日本軍政3年半にインドネシア語が培われた。第二に軍事教練を課し厳しい規律を教え込み、勇敢に戦うことや耐え忍ぶことを訓練した。第三に蘭人を追放し高い能力と責任など重要な仕事を任せた」。

| - | 05:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
AIとBIの関係
1.井上智洋『人工知能と経済の未来』(文春新書) で、著者は若手のマクロ経済学者、早大大学院では若田部先生を指導教員にしていた。前半でAIの進歩などを概観し、今世紀半ばにはほぼ90%の雇用が失われ、その対策としてベーシック・インカムの導入が必要となる。そこが要点だ。

2.現在かなりの程度に実用化されている特殊な用途に特化したAIと人間の知能に極めて近い全脳的なAIは全く違う。平均年齢が上がって資産が増加すると成長に対する志向が衰退する。生産性の伸びに応じた貨幣を供給して需要不足を金融政策で創出する必要性。なかなか興味深い視点を提供している。

3.労働が機械化されて雇用が激減する経済ではマルクス的な階級観からすれば労働者階級がいなくなって、資本家階級しか残らない。その場合は、生活保護におけるミーンズ・テストで行政コストをかけるよりは、ベーシック・インカムで最低限の生活を保証する方が適切という視点には大いに同意できる。

4.ベーシック・インカムに賛同するエコノミストが何人か上げられている。ケインズ的にワークシェアリングで各個人の労働時間を劇的に減らすとか、マルクス的に中央集権指令経済にはしないまでも社会主義的な道も、国民の選択としてあり得ることを指摘しておきたい。

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成長否定論者を排す
1.細川護熙、原真人、上野千鶴子といった成長否定論者は、三つの点で犯罪的断言をした。過去の日本経済の成長、即ち所得の拡大の恩恵を受け日本国で豊かに快適に暮らしてきた。自分は過去の日本の経済成長の恵みを受け安楽に暮らし、将来の日本国民は貧困化する国家で暮らせと平気で口にする恥知らずだ。

2.平等に貧しくなろうと主張するなら、上野千鶴子は自分の全財産を国庫に寄付し自ら範を示せ。彼ら論者たちは、自分は懸命に日本円をかき集め、溜め込む。自らは日本円を貯蓄することに血眼になりながら、他者には「貧しくてもいい」と言ってのける。GDPこそが税収源泉であることを理解していない。

3.GDPはその国の所得の合計で、我々は所得から税金を支払う。  必然、GDPと政府の租税収入は強い相関関係にある。GDPが大きい国は、税収が増えるために、財政規模も大きくなる。当然ながら、財政規模が拡大すれば、軍事支出にも多額のお金を費やすことが可能だ。

4.日本経済が成長せず、中国経済が拡大を続けた場合、中国のGDPが日本の10倍、軍事支出が20倍という時代が二十年ほどで訪れる。  日本の20倍の軍事費を使う共産党独裁国家に、日本は立ち向かえない。現在の日本は経済成長の絶好の機会を迎えている。人手不足という経済成長の絶好の機会だ。

5.人手不足、即ちインフレギャップを生産性向上で埋めたとき、実質賃金が上昇、豊かになった国民が需要を増やし、またもやインフレギャップという経済成長の黄金循環だ。日本は人手不足を埋めるために生産性向上を目指し、設備投資、公共投資、人材投資、技術投資という四つの投資を拡大するだけだ。

6.成長否定論者たちが日本衰退論を拡散し、日本の投資拡大を妨害する。彼らの存在が日本の経済成長を妨げている。成長否定論に対抗するためには、GDP,経済成長、生産性向上、デフレ・インフレといった概念を正しく理解し、容赦なく批判すべきだ。中国の属国化を拒否するには経済成長が必須だ。



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