1.占領初期の対日民主化に熱心であったホイットニーの民生局(GS)とマッカートの経済科学局(ESS)には明らかに左翼イデオロギーのもとに日本の民主化を遂行しようとしていたスタッフが多かった。
2.近世から現代にかけて、戦勝国にとって都合の悪い史実は徹底的に伏せられ、事実を捻じ曲げられて、学校教育だけでなくメディアで、戦勝国は良い国でわが国は悪い国であるとの歴史叙述ばかりが拡散されてきた。戦勝国に都合よく描かれた物語がそのまま日本人の常識になり、世界での認識となった。
3.露は戦後70周年を迎えて原爆投下を『人類に対する犯罪』として国際法廷を開いて米国を断罪すべきと主張。露は戦勝国が日本を悪玉にして作り上げた「戦勝国にとって都合の良い歴史叙述」を「米国にとって都合が悪く露にとっては都合の良い歴史」に書き換えようと画策。露に米を断罪する資格はない。
4.ソ連の占領した満州樺太千島には軍民あわせ約270万人の日本人がいて、うち約100万人がシベリアなどで強制労働させれた。昭和25年末に外務省は37万人が未帰還と発表し、30万人の日本人が極寒の地で命を落とした。シベリア抑留も原爆投下と同様に国際法違反で人類史上最大級の犯罪だ。
5.露の背後に中国がいて、歴史問題に関してはここ数年、両国は連携を強めている。中露にとって都合の良い歴史は、わが国の左派勢力にとっても都合の良い歴史だ。対日戦で共闘したとの歴史認識を共有し、中国は尖閣諸島、露は北方領土の領有権主張につなげる構図が鮮明になった。
6.これ以降、中国は南シナ海、露はウクライナに国際法を無視して進出した。中露は日本の左翼と連携して、日本人の歴史認識を「自虐史観」のまま固定化し、原爆投下は「ナチスと日本軍による残虐行為の記憶と同様」だとして日米の離反を狙う戦略だ。http://shibayan1954.blog101.fc2.com/blog-entry-406.html …