ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
第4次産業革命への秘策
1.超金融緩和でも脱デフレが果果しくはない。いくつかの案を考えてみた。GDPの7割は個人消費で、各家庭がもう2%だけ消費を増やせば、GDPを15%向上できる。そのためには、消費税を8%から6%に減税する事だ。これにより、GDPが10%向上し、減税を上回る税収となる。

2.日本の防衛予算は実質的には中国の10分の1だ。防衛予算を毎年20兆円にして、これを5年間継続すれば、総額100兆円となる。いくら黒田が市中にカネをまいても、産業投資に向かわないが、防衛予算なら確実に設備投資に回り、防衛力向上に結びつき、個人所得も上回り消費も上がる妙手だ。

3.第4次産業革命を迎えようとしている。生産性向上は移民の労働力に頼るのではなく、技術革新で成し遂げる。このために技術開発予算をせめてグーグル社なみに、1兆円にして、IT、ネット、ロボット、バイオ、ナノ、AIなどに積極的投資をする。税収も増えて、財政赤字も直ぐになくなる。

4.2045年には、AIに人脳は負けるといわれている。2050年には予言通り、日本は世界最先端の国となり、世界をリードする模範的な国となっているとの予想もある。これまでに述べてきた施策を実施すれば、この予言も実現可能と思う。まずは教育改革で就学を半年早めて、9月新学期とする。
| - | 14:13 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
リスクとハザード
1.都民の直面している最大のハザードは、首都直下地震で2万3000人が死亡することだ。これをゼロにするためには、政府がすべての東京都民に首都圏からの退避を命じる必要がある。現実には、そんな政策はありえない。都民は地震で死ぬリスクをとって暮らしている。ハザードを小さくする必要はあるので、ビルの耐震設計基準は強化され、都は防災対策に多額の予算を使っているが、その目的は死者をゼロにすることではなく、リスクに対してコストを最適化することだ。

2.「リスク=ハザード×確率(頻度)」だから、原発事故のリスクは交通事故より小さくなる。中西準子「環境リスク学―不安の海の羅針盤 」によれば、化学物質によって失われる余命は次のようになる:
・喫煙:数年〜数十年
•受動喫煙:120日
•ディーゼル粒子:14日
•ダイオキシン:1.3日
•カドミウム:0.87日
•砒素:0.62日
•メチル水銀:0.12日

3.タバコのリスクが異様に高い。砒素や水銀のような猛毒物質のリスクが小さいのは、それが厳重に規制されているため、摂取する確率が低いからだ。ところが多くの人は確率を無視して、1回あたりのハザードの大小で考える。
砒素1gとタバコの煙1gを比較すると、前者は致死量を超えているが、後者は何の影響もない。原発もハザードは大きいが、死亡の頻度は50年の歴史の中で60人。全世界で1年あたり1.2人で、その期待値は上のリストの最下位の水銀よりはるかに小さい。

4.大津地裁の裁判官と同じ錯覚をしている。判決で「原子力発電所による発電がいかに効率的であり、発電に要するコスト面では経済上優位であるとしても、それによる損害が具現化したときは必ずしも優位であるとはいえない」という。これも原発事故のハザードをその発電所の発電する電力と比較している。原発事故のリスクは、全世界で原発を運転して発電される電力と比べなければいけない。そういう調査は多く、結果はどれも同じだ。WHOの結論と同じく、原発のリスクが圧倒的に小さい。OECD諸国では、死亡リスクはゼロである。
エネルギー源の死亡リスク
| - | 05:41 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
立憲主義と原発
1.志賀原発1号機の建設が開始されたのは1988年であり、2013年に改正された法律を遡及適用できるという規定はない。もし遡及適用して廃炉にするなら、通産省は北陸電力の地質調査結果を承認して設置許可を出したので、過失は通産省にあり、国家賠償が必要となる。感情論では立憲主義が崩れる。

2.2基で7000億円の志賀原発は北陸電力の最大の資産で、国がこれを何の法的根拠もなく廃炉にすることは、憲法第29条に定める財産権の侵害だ。立憲主義とは「個人の権利・自由を確保するために憲法で国家権力を制限する」ことであり、委員会の措置は立憲主義に反するものとなる。

3.北陸電力志賀原発について「原子炉建屋直下を通る断層が活断層と解釈するのが合理的」と報告した有識者会合なるものは何の根拠法もない集まりで、報告書にも法的拘束力はない。原子力規制委員会が27日に受け取った内容だ。規制委員会が2013年に決めた新規制基準では、12万〜13万年前以降にずれた可能性が否定できない断層を「活断層」と定義し、その上に原子炉建屋などの重要施設を置くことを禁じているが、それまでこういう禁止規定はなかった。
| - | 05:25 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ライト兄弟よりも10年まえに成功していた
1.ライト兄弟(1903年)よりも12年も前に、飛行機を飛ばしていたのは二宮忠八だ。香川県の丸亀練兵場で10メートルだが、世界初のプロペラ飛行実験を成功させた。明治24(1891)年4月29日だから日本では、4月29日が「飛行機の日」だ。

2.吉村昭の歴史小説「虹の翼」があり. 京都新聞に1978(昭和 53)年3月5日〜12月31日まで「茜色の雲」という題名で連載し,1980(昭和55)年 9月 20日に文藝春秋社から単行本が刊行されていルガ、現在は文春文庫にある。

3.忠八の飛行機は有人ではないが、予算がなかった二宮忠八は、小型の模型飛行機を作って飛ばした。これが人類初の「動力飛行実験」の成功であったことは、疑いのない事実だ。カラスが向かい風を翼で受け止め空気抵抗で空を飛ぶことができる「固定翼による飛行原理」を発見した。カラス型飛行器を完成

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| - | 05:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
歴史を振り返る
1.日本苦難の道は、1853年ペリー来航に始まる。いきなり国際社会へ放り込まれた日本は欧米列強の植民地政策に愕然とし、植民地からの自衛に近代化を急いだ。 欧米列強が日本を狙い、特に露の脅威は大きく、たびたび北海道に軍艦を向けて調査を行い、日本を標的にしてウラジオ軍港を造った。
2.教科書で大東亜戦争は1941年真珠湾攻撃から始まったと教えら、原因は日本の侵略だと教え込まれた。この戦争が起こる前までの世界は、白人帝国主義の時代だった。 白人が自分たちの生活の豊かさを維持するためにアジアとアフリカの国々を侵略し、有色人種が搾取され虐殺された。

3.清国の属国だった李王朝朝鮮は、王族だけが豊かな生活をして人民の生活は悲惨な状態で朝鮮は露に落とされて朝鮮国内に軍事基地を造られてしまうと危惧し、清国に対して朝鮮を独立国として自立させて欲しいと交渉した。 清も李王朝も反対し、それが理由で1894年に日清戦争となった。
4.日清講和条約(下関条約)により遼東半島、台湾、澎湖島の割譲を受け、朝鮮を独立させた。独仏露による干渉(三国干渉)を受けて遼東半島をやむおえず清に返還する。ところが、清に返還した後もロシアが遼東半島に居座ったため、日本国内では日露戦争やむなしという機運となった。

5.露の南下に権益も脅かされる英は日英同盟)を結ぶ。そして1904年、日露戦争に突入、露の南下は抑えられた。朝鮮半島の権益を受け、露ロシア南満州鉄道を受け取り、それを守るために満州に軍隊の駐留させる権利を有した。南樺太も日本国になり、有色人種人の国家が世界の五大国の一つになった。
6.1919年、パリ講和会議で日本は世界で始めて人種差別撤廃を明確に主張、有色人種から賞賛の嵐となり圧倒的賛成多数を得た。 議長ウィルソン大統領が「全会一致でなければ可決できない」と主張、英が同意して否決された。多数決にも関わらず、日本の偉大な提案は理不尽な経緯で否決された。
| - | 09:20 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
虚数とは何か
1.教科書では虚数を「2乗して-1になる数を虚数単位と呼ぶ」 が、そんな数は存在しないと普通の人は思う。 そこで「2回の変換で、画像を180度回転する変換を回転変換単位、または回転単位と呼ぶ」 。その変換は二種類存在する。二種類とは、 +i と -i のこと。

2.整数は「物体の位置」、 実数は「物体の長さ」と解釈できる。 それらは、「数」という言葉の意味を拡張することで、「数」と呼ぶことができる。 虚数は数ではなく「数」と呼ぶべきではない。 それは、回転変換の単位だから、虚数の新しい名前として回転変換単位、または回転単位と呼べる。

3.虚数を回転単位行列の略記と解釈する方法だ。回転単位行列とは、画像を回転する行列だ。虚数とは実は回転変換のことで、 虚数が回転変換の略記ならば、 虚数の存在を感覚的に認められる。虚数は本当は実在しない、空想上の数という印象だが虚数は回転変換で回転変換が実在するなら虚数は実在する。

4.ある数の存在は背理法で否定できる。 例えば「ある数の存在を仮定し矛盾が生じるならば、その数は存在しない」 この背理法の対偶を取ると「ある数が存在するならば、その数の存在を仮定しても矛盾は生じない」。複素数は、二次方程式の視点では説明しないほうがよい。 虚数は行列の視点で説明したほうがよい。 二次方程式の視点で虚数を見れば、 数の2乗が-1になることは、まったく起こりえない現象だが、行列の視点で見れば、 2乗して負の単位行列 「マイナスE] になることは十分に起こりえる。
| - | 05:03 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ヤルタ協定を考える
1.45年2月に米英ソのヤルタ協定について、ブッシュ大統領は05年、ラトビアの首都リガで「米国が犯した最も深刻な間違いだった」と語った。戦後の国際社会の枠組みを米英ソで決めたが、ルーズベルトはスターリンを対日戦争に引き入れるために過剰な譲歩をし、共産主義の本質を見誤ったという意味だ。

2.49年の中共国樹立以降は、漢人が以前にも増して内モンゴルへ大量入植を始め、49年時点でモンゴル人は80万人、中国人は250万人だったが、現在、漢民族は3000万人に達する。内モンゴルに侵入した外部勢力は漢人と日本で内モンゴルと外モンゴルに分けて統治したが大量虐殺は中国だけだ。

3.ヤルタ協定で「樺太の南部」も「千島列島」もソ連に引き渡すべきだとされたが、民族の自決、独立という視点から見てもおかしい。自由主義陣営が植民地にした国々は、戦後、民族自決を果たしたが、スターリンや毛沢東が支配したところはそうではないからである。

4.ソ連崩壊で中央アジア5か国は独立し民族自決が実現した。現在、唯一、植民地的といってよい支配が終わっていないし、支配を強化し拡大しているのは中国だ。南モンゴル、ウイグル、チベットだけでなくラオスやアフリカ諸国が中国の事実上の植民地にされてしまう。沖縄も例外ではない危険がある。

5.今年は文革から50年、更にソ連崩壊から25年である。来年がロシア革命から100年。共産主義勢力のもたらした弊害と共に、ヤルタ協定の意味を掘り下げることが、21世紀も続く中国の植民地的支配に苦しむ内モンゴルなどへの支援につながる。旧勢力圏に対して日本が果たすべき積極的な関与だ。
| - | 11:50 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
量子力学の不思議な世界
1.量子力学の二重スリット実験 - 量子論の不思議な世界 http://www.geocities.jp/x_seek/entrance.html …
電子の状態は次の波動関数で表現し Ψ (x )  この関数をプサイ エックスと呼ぶ。 波動関数とは複素数の関数だ。

2.二つのスリットを通る両方の可能性に対応する波動関数 Ψ1 (x ), Ψ2 (x ) を足すと、 Ψ (x )= Ψ1 (x )+ Ψ2 (x )  となる。この足し算によって干渉が発生し、これを重ね合わせの原理と呼ぶ。電子の観測確率P(x )は波動関数の絶対値の2乗となる。

3.ファインマンは1965年に 「法則の背後のからくりなどを発見した人は、これまでひとりもいない。 いま 説明した以上のことを説明できる人はいない。 いまの状況をより深遠に表現してくれる人はない。 上に述べた結果を導きうるようなより基本的な機構について仕組みはわからない」。

4.波動関数は粒子の観測確率を記述する関数で物理的意味を考える。1個の電子が飛んでいる。 その電子の状態は波動関数で記述できる。右方向が電子の進行方向です。 上方向が虚数で、斜め方向が実数で波動関数は複素数のため、それを表現するために3次元空間が必要となる。 複素数は普通の螺旋だ。

5.電子半径は1フェムトメートルより小さい。 1fmは、10のマイナス15乗m。 原子核の大きさは1fmで電子は原子の大きさに広がっている。原子半径は53,000fm。 原子核が半径1mmの球ならば、電子は半径53mの領域に広がっている。 電子を1カ所で観測する事を波動関数の収縮という。

6.2乗して-1になる実数は存在しない。虚数の存在を仮定することに違和感を覚える。 奇妙な数を定義したら、どこかで矛盾が生じる。 どこまで行っても矛盾はなく、むしろ必要なピースが埋まったパズルのように、うまくいく。 ありえない数を仮定して、これほどうまくいくのはなぜか。

| - | 05:59 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
日本は希臘とは違う
1.クルーグマン教授「安定した先進国が自国通貨で借入をしたならば、財政危機に至るまでは非常に長い道のりがある」 「日本は自国の通貨を持っている。だから、最悪の事態が起こっても、円が安くなるだけだ。しかもそれは、日本にとってとても良いことですらある。だから心配なんてしなくていいんだ。」

2.「もし、『日本もギリシャの様になる』と言う人がいたとしたら、その人には、そんな事が起こるなら、どうやって起こるのか、問い詰めてみればいい。どうせ答えられないに決まってる。そんなこと、起こりようないのだから。…兎に角、そんなことは何も心配するような事じゃないんだ。」

3.自国通貨で政府が借金をしている場合、その政府が通貨発行権を持つ日本の様な国の場合は、中央銀行が最後の貸し手になるから、破綻することはない。万一、日銀が、破綻しかかっている政府に大量に貸し出したとしても、超絶な金融緩和を通して円安になり、輸出が増えて「日本にとってとても良い。

4.破綻リスクを避けるために、基礎的財政収支の赤字を縮減するという、「プライマリーバランスPB」とするなら、PBは破綻リスクが十分ある場合に限って許される。 そんな「破綻リスク」が殆どないなら、結局はPBなど全く考える必要はない。

5.災害支援には徹底的な政府施策が必要とされている。そんな時に、「財政規律」に配慮して政府支援が限定される、つまり適当な救護、救援となり、いい加減な復旧となり、復興など夢のまた夢だ。憂慮すべきは、財務省の御用学者にはこのようなことを主張する者もいる。
| - | 09:27 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
量子通信
1.古典力学は量子力学の近似理論であるから、後者の中に含まれる。「いくつかの有力な模型で、プランク定数を ゼロ とみなせば古典力学に等価になること」、「シュレーディンガー方程式の期待値を取ることで、運動方程式が得られること」、「古典力学における物理量を量子化することで量子力学が得られること」などがその証拠として挙げられる。

2.EPR相関として認知されていることは、ここで生じる離れた場所どうしの状態の絡み合いを量子もつれと呼ぶ。EPR相関は量子もつれを利用して離れた場所へ状態が送られる現象として理解でき、これを量子テレポーテーションと呼ぶ。量子力学では観測するまでは個々の粒子のスピン状態は確定しないとしているので、粒子Aのスピンの向きが上向きと観測された瞬間に、遠く離れた粒子Bのスピンの向きを決定する情報が光速度を超えた速度で伝わることになる通信だ。

3.計算機の中の電子の状態は量子力学的に記述されたら、0 または 1 の2値(1ビット)ではなく、 0 と 1 が重ねあわされた途中の値を持つ場合がある。量子論的な状態を1量子ビット 、複数のqubitに対してユニタリー変換を活用して演算し、並列処理が可能になる。

4.現在の暗号は大きな桁数の素因数分解が事実上不可能である事を前提としているが、量子コンピュータが実現した場合この前提が崩れる事が1994年にShorによって証明された。もし因数分解がNP完全問題である事が証明されれば、すべてのNP完全問題が量子コンピュータによって解かれる。
http://www.geocities.jp/x_seek/sci.html
| - | 05:46 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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