1.19世紀、欧米諸国はアジア、アフリカに激烈な植民地獲得競争をしていた。特に、東アジアには油など豊富な資源、豊かな食物があった。日本はジパングと言われた時もあったが、これらの面では魅力的な国ではなかったし、鎖国政策をとっていた。ただ北の露国、東の米国にとっては戦略的価値があった。
2.欧米諸国から開国の圧力が強まり、1868年に明治維新を迎えた。今年は146年目を迎える。この前半75年間に、日本は4度の戦いを余儀なくされた。何もしないで放置すれば、アジアの他国と同じように植民地支配をされていただろう。武士道精神はこれに甘んじることを由としなかった。