ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
日本的システムの功罪
壊された日本のシステム

   ここのところ海底トンネル落盤事故、観光バス衝突事故など以前の日本では考えられないような事が続いている。失われた20年の間に、自動車、エレベータ、湯沸かし器、食中毒など品質に関する事故や事件が多い。1980年の当初、21世紀は日本の世紀などとハーバート大学の教授に煽てられたのが嘘のように思われてしまう。第二次大戦後、アメリカから日本へ持ち込まれた品質管理の方法や思想はその後、日本的品質管理といわれて世界を席巻したとまで言われていた。

 

  

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| ビジネス | 05:40 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
福島原発事故調査報告書
 

事故調査報告書

   311の福島原発事故調査報告書がまた出てきた。最も早く4月末に発足した政府の事故調査検証委員会のものだ。委員長の畑村洋太郎先生は失敗学の権威者などとマスコミで報道されているが、最も長く時間を掛けたが、他の3つのものと同様にやはり内容が薄い。誰でもが知りたいのは、電源が津波で停止してから、水素爆発までほぼ20時間前後の間に、冷却機能を復活させるために最善の処置を施せば、事故をここまで拡大させないで済んだはずではなかったか、と言う疑問に答えていないからだ。

   

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| 技術 | 05:21 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
虚の世界と実の世界
 虚数の世界
   虚実と言う言葉での「虚は無いこと、嘘」の意味で使われている。「虚々実々の駆け引き」などと言うと、計略を巡らして、敵の隙を狙い戦果をあげる意味で、虚には良い意味はない。数学の世界で使われる虚数には、そのような悪い意味はなく、うまく使いこなすことで、ノーベル物理学賞も貰える可能性が示された。実の世界と言うのは物事の半面しか見たいない、のころの半面である虚の世界を考慮する事で初めて物事の全体像が見えてくる。
 
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| 科学 | 05:46 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
グローバル化のもたらしたもの
 

グローバル化のもたらしたもの

   SNSを中心としたネットの普及はグローバル化をますます加速している。グローバル化は人々がすべて豊かになって幸せとなる道ではない。トヨタ自動車が、12年上半期(1〜6月)の世界販売台数で2年ぶりに首位に返り咲いたことが報告されている。半期の販売台数497万台のうち、日本国内での生産はほぼ3分の1だ。このようにグローバル化の主役は多国籍企業であることが分かる。途上国の安価な労働力を活用して、先進国にとっては比較的に安価な製品を生産して世界市場でビジネスを展開する。

   

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| 国際関係 | 10:53 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
文章題の算数シリーズ(62)
 

67.総合問題(7)

食塩水算基礎

1. 次の問いに答えよ。

1)ある量の水に、40gの食塩をとかしたら、10%の食塩水ができた。水の量を求む。

  解説:食塩水の濃さ(%)={食塩÷(水+食塩)}×100、だから、この式に当てはめると、10={40÷(水+40)}×100、この式は、40÷(水+40)=1÷10

=40÷400となるから、水+40=400より、水=360(g)となる。

 

2)ある食塩水では、食塩と水の重さの比が、3:17だ。食塩水の濃さは何%か。

  解説:濃さ={3÷(3+17)}×100=15(%)。

 

3)25%の食塩水に水を200g加えたところ、15%の食塩水になった。25%の食塩水は何グラムあったか。

  解説:25%の場合、食塩:食塩水=25:100=1:4、

15%の場合、食塩:食塩水=15:100=3:20、となる。食塩の量は変わらないから、食塩の数値をそろえると、25%の食塩水では、25:100=1:4=3:12となる。

そして、20−12=8が加えた200gに相当する。

食塩水12gは、200×12÷8=300(g)になる。

 

4)ある濃さの食塩水に20gの食塩を加えると、9%の食塩水が930gできた。はじめの食塩水は何%だったか。

  解説:9%の食塩水が930gの食塩量は、930×0.09=83.7(g)となる。はじめの食塩水の食塩量は、83.7−20=63.7(g)で、はじめの食塩水は

930−20=910(g)だから、はじめの食塩水の濃さは、(63.7÷910)×100=7(%)。

 

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| 学問 | 05:10 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ロンドン五輪開幕
 

ロンドン五輪会場

本日開幕する五輪会場はロンドンの中心地区から東へ5キロほど行ったイーストエンドにあるNewham地区だ。テムズ川の北側で、川をはさんで南は天文台で有名なGreenwich地区となっている。この町は産業革命の頃からテムズ河の波止場として、港湾労働者の町となって発展してきた。観光客などの訪れる町ではなく、いまはアフリカや中近東からの移住者の溜まり場でマイノリティの街だった。五輪を機会に、ここを再開発することで、英国では民族問題解決の足掛かりを得ようとしているようだ。日本との時差が8時間だから、日本での実況は深夜から明け方が多くなる。

 
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| 国際関係 | 05:29 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ロンドン五輪トリビア
 メダル予想
   GS(ゴールドマン・サックス)による金メダル予想:1.米国37、2.中国33、3.英国30、4.ロシア25、5.豪州15、6.仏国14、独逸14、8.韓国10、伊国10、10、ウクライナ、11.日本8,12.スペイン・・・ GES(経済成長):マクロ経済安定性、人的資本、技術力、政治状況などからの算出した。大学の卒業論文テーマで同じような課題を与えた学生がいたのを思い出した。もしかしたら、それを真似したのかもしれない。
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| 国際関係 | 05:55 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
ライボー操作について
LIBORライボー不正

LIBORとは「London Inter-Bank Offered Rate」の略で、ロンドン銀行間取引金利のことだ。「ライボー」のように読まれる。指定された複数の有力銀行から報告された午前11時時点のレートを英国銀行協会(BBA)が集計して発表するから、BBA LIBORとも言われている。LIBOR は国際的な金融取引の際に金利の基準とされる。国際的な融資契約を行う際には「LIBORに何%上乗せ」という表記で金利が決定される。

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| 国際関係 | 05:43 | comments(0) | trackbacks(1) | ↑TOP
マルクスの夢
マルクスの理想

  資本論で有名なマルクスKarl Heinrich Marx, 1818 - 1883年)の思想は社会主義国のバイブルと思っている人が多いと思うが、死後50年後にモスクワを訪れたマルクスがみたのは、社会主義に名を借りた独裁恐怖国家だった。194910月に誕生した中華人民共和国では、マルクスは自分の理想が実現されると楽しみにしていたが、これも裏切られた。北朝鮮に到っては論外である。それではマルクスの理想とは何だったか。

 

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| 国際関係 | 05:22 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
インサイダーの実態
インサイダーの大罪

   株式会社と簿記技術は資本主義を支える根幹である。ここに疑惑が生じると、資本主義そのものが揺るぎだす。そのために、前者については証券取引法、後者については企業会計原則でこと細かく不正が入り込まないように規定されている。さらには、商法や会社法でも多くの禁止事項や遵守事項が定められている。

  

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| ビジネス | 05:19 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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