ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
現在の民主党政権
 

民主党政権の末路

   「国民の生活が第一」というスローガンで、期待をもって20099月に誕生した民主党政権だった。政治主導で日本を変えるという原理主義で、やればできることが実証された。官僚のトップである事務次官会議で決めた政策が閣議に上げられるボトムアップ方式が、内閣主導で各省庁の長である大臣を通して官僚を動かすトップダウン方式に変ったのだから、まさに天地が逆転したはずだった。政権交代は統治方式と予算配分という極めて複雑で簡単にはできない業務が待ち構えていたが、前者は何とかなっても、予算については前内閣の補正予算が生きていたから、これを民主党の政策に沿って変えるだけでも膨大な事務量を要した。

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| 政治 | 07:56 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
企業の海外展開
 

日本企業の覚悟

   隣人と言うのはどこでも付き合い方が難しいものだ。竹島や尖閣など領土問題以外にも、様々な問題があることは分かっていても、日本の企業は韓国と中国との付き合いから離れることはできない。国内経済を製造業に限ってみると、成熟期を迎えているから、生き残るためには海外展開、特にアジア諸国を中心にしなければならない。日本企業による海外企業のM&Aは円高を背景として金額や件数とも急激に増加している事からうかがえることだ。

  

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| 国際関係 | 05:28 | comments(2) | trackbacks(1) | ↑TOP
ナノ物質nano-materials
ナノ物質nano-materials
   これからの科学技術の方向として物質と生命に関することがキーテクノロジーとなっている。このことはここ数年の物理、化学、生理・医学のノーベル賞の内容を見れば明瞭に理解される。特に物質については、まだまだ未知の分野がたくさん残されているので、ノーベル賞を狙うには絶好の標的であると思う。新素材の開発は、エレクトロニクス、環境・エネルギー、バイオテクノロジーなど幅広い分野の科学技術や産業を支える基盤として重要である。

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| 技術 | 05:00 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
合理的思考の限界
米国の研究機関
   米国には自然科学や社会科学に関する様々な研究所が国立、私立を問わず多数存在している。原爆開発を主導した
ロスアラモス研究所、半導体やコンピュータなどを開発したベル研究所(現在は別名)、数学理論の応用などのランド研究所など自然科学系のところでは、それぞれノーベル賞受賞者を20名前後擁している。

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| 科学 | 05:03 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
天才たちの頭脳
天才たちの頭脳に迫る方法
   大学全入時代なので、受験勉強をしなくても大学を選ばなければ誰でも大学生になれる。問題はその後にくる。大学の4年間で何を学んだかというよりも、その間、何を考えてどう過ごすかで、それからの人生がかなり決まってくる。歴史に名を残している天才たちには学歴、家柄、努力によるのか、他に何か共通する要素がないのかを調べてみたら、アルキメデス、
シーザー、ダビンチ、アインシュタインなどに近づくことが出来るかもしれない。
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| 学問 | 14:28 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
日の丸半導体の窮地
日本の半導体
   エルピーダに続いて、ルネッサンスも危なくなった。自動車搭載用マイコンでは世界シェア40%という存在感なのだ。NEC、日立、三菱の半導体事業を統合してできた企業だ。1990年代では日本の半導体製造は世界を制覇したようであったが、産業全体の不況で設備投資に遅れたため、半導体そのものの製造では韓国などのアジア諸国にも遅れをとってしまった。しかしながら半導体を取り巻く製造設備、検査設備、素材産業などにおいては日本の産業なくしては、半導体が製造できなくなっている。


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| ビジネス | 11:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
文章題の算数シリーズ(54)
60.場合の数(17)

例1.すごろくゲームがある。「あがり」までに、A,B,C,D,Eの場所がある。いま、A地点にいるとき、少なくとも1回は後退するようにして、3回以内に「あがり」に到着するようなサイコロの振り方は、全部で何通りあるか。

  解説:1を出すとき、Bに移り、次に5→1、6→2で上がるから2通り。

2を出すとき、Cに移り、次に4→1、5→2、6→3で上がるから3通り。

3を出すとき、Dに移り、次に3→1、4→2、5→3、6→4で上がるから4通り。

4を出すとき、Eに移り、次に2→1、3→2、4→3、5→4、6→5で上がるから5通り。

5を出すとき、1回で上がるから、これはない。

6を出すとき、Eに移り、次に1、2→1、3→2、4→3、5→4、6→5で上がるから6通り。したがって、2+3+4+5+6=20(通り)。

 

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| 学問 | 05:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
成功経験に拘る愚
成功体験を捨て去る
   日本の電気会社が韓国企業に敗北した原因は、半導体もTV、PCなどすべて高度成長期の成功体験に拘りすぎたからである。時代背景はどんどん変化しているが、僅かの成功経験を引きずっていたのでは駄目だ。どの企業でも、これからは成功は1回だけで終わったという意識が新しい創造と挑戦を生むことだろう。ユニクロの柳井さんもそのことを主張している。
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| ビジネス | 05:24 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
難しい隣人関係
付き合いの難しい隣人  
   この秋に主席交代が迫ってきた中国にいつもの動きあった。急速な経済大国化に邁進するのはいいとしても、昔からの権謀術数を背景とした素顔が出てきた。中国中央政府から追放された薄熙来氏は唱紅(毛沢東運動)と打黒(やくざ撲滅)という二つの政策で、いわば胡錦涛氏の逆鱗に触れた。10月の政権交代を控えて、できるだけ権力の温存を図りたい思惑からだ。いつまでもこのような無理をした共産党独裁が続くわけがないと思う。
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| 国際関係 | 05:51 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
増税より財政出動
 

増え続ける社会保障費対策

  「社会保障費の自然増に対応するには消費税増税しかない」と首相は国会で答弁を繰り返している。財務省、経済学者、大新聞社説などすべてこの論調だから、国民も増税は致し方ないと信じ込まされてきている。かたや社会保障費は高齢化の進展とともに限りなく増加して行く。これをすべて増税で賄うには消費税は30%でも足らなくなる事は明らかだ。だから、初めに述べた首相の答弁はその場しのぎの破綻論理である事は、当の野田さんもご存じのことと思う。ここまで来ると、今さら方向転換すれば政権は崩壊する事も分かっているから、道は増税路線しかありえないことも理解できる。

  

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| 政治 | 05:14 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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