4.公約数と公倍数
二つの整数AとBに対して、Aの約数でもありBの約数でもある整数を「AとBの公約数」という。Aの倍数でもありBの倍数でもある整数を「AとBの公倍数」という。1はいつも公約数であり、0はいつも公倍数であるが、普通はこれらを除く。
二つの整数AとBの公約数の中で最大のものを「A、Bの最大公約数GCD」といい(A,B)と書く。(A,B)=1、すなわち最大公約数が1である2整数は「互いに素である」という。二つの整数AとBの公倍数の中で最小のものを「A、Bの最小公倍数LCM」といい[A,B]と書く。
*GCD:Greatest Common Divisor 最大公約数
*LCM:Least Common Multiple 最小公倍数
*入試数学 整数問題の基礎(1)
*入試数学 整数問題の基礎(2)
*入試数学 整数問題の基礎(3)