輸入車の販売不振
日本自動車輸入組合がまとめた2007年上半期の輸入車販売台数は、前年同期比5.2%減の12万8,970台と、14年ぶりに13万台を割り込んだ。フォルクスワーゲン、BMW、ベンツというドイツの御三家ブランドが揃って前年実績を下回った。若年層の車離れが原因という説もあり、そうだとすると事態は深刻だ。デフレの続く日本では、輸入車はこだわり消費の代表商品だった。購買意欲が二極化して、「安いものは徹底して安いものを求めるが、ブランド価値の高い商品はどんなに高くても買う」とする傾向が目立っていたはずである。