ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
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モノ思いの重要さ

抽象的思考に強くなろう

1.20世紀、モノづくりでは世界を制覇したようだったが、現在は形のないモノが世界を席巻し、どうもこれには後れを取っているようだ。決して形のない抽象思考に劣っているわけではなく、社会全体として目に見えないモノを評価して受け入れる仕組みがうまく動いていない気がする。

2.1980年代に坂村先生が提案していたTRONも、当時、米国からの圧力であっさり引き下がったが、これぞモノづくりの次に世界を支配できるツールだと考えた経営者はいなかった。関係官僚たちが、これぞ次世代の道具と評価していたら、現在のMSやアップルに支配されている構造も変わっていたはずだ。

3.IoTなる発想も既に坂村先生は描いていてTRONの研究に没頭していた。漸くIEEEもこれを世界標準に認定するというが、既にかなり自動運転などで世界に普及しているから、認定せざる負えなくなっただけだ。否定されてしまったスタップ細胞も、海外では息を吹き返しているみたいだ。スパコンでもこの種の話はある。先進技術は現在を否定することから始まるが、シリコンバレーと異なり、残念ながら風土的に若者の知恵はうまく育てられない。

 

4.ディープラー二ング(深層学習)の登場で“第3次人工知能(AI)ブーム”が訪れ、数年が経過した。今では多くの企業がAIのプロジェクトを進め、自社製品やサービスに取り入れようと動いている。人工知能開発競争の中心にいるのが、米国や中国。Google、Apple、Facebook、Amazon(GAFA)や、IBM、MSなどIT企業群。

5.技術の取り入れ方が非常に遅い。90年代後半には若者たちが「これからはネットの時代」と言っていたのに、上の年代の人たちが理解しなかった。「信用できない」「オタクが使うだけ」と否定し、新しいものが生まれなかった。今でも従来の分野へのこだわりが強く、拒否感が強い人も多い。

6.若い人が自分の裁量で自在に動けるような社会環境になっていない。現状は基本的にもう勝ちようがない。この25年、グローバルで勝った日本のIT・Web系企業はない。ずっと負け続けて、人工知能でも負け続けている。半導体や家電も海外勢に負け、自動車が何とか健闘しているという状況だ。

7.「イノベーションが起こらない」と悩む経営者や管理職がいる。若手に任せたら変な失敗もするが行動は起こす。頭が良くて先を読むのがうまい人がいる。強いやつが生き残って弱いやつが死ぬ。そうしたルールで世界中の人たちが戦っている。いざ殺されそうになると「フェアじゃない」「社会が悪い」と

8.10年以上前から、情報系のトップ国際会議での日本からの論文の採択数はおおむね5%で、それが今では2〜3%。15年くらい前からビジネスの世界で勝った企業がアカデミックの世界でも勝つという因果関係になっている。ビジネスで勝った企業が良い人を集め、良い論文を出す。ビジネスで負けている問題

9.画像認識で何ができるかを考えれば、医療、農業、飲食、介護などさまざまな分野に応用できることが分かる。自動車や産業用ロボットなど日本が得意とするものづくりの分野と、ディープラーニングの「目」の技術を組み合わせることで、世界と戦える。

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