ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
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強いドルか 弱いドルか ゆれるトランプの胸の内
強いドルか 弱いドルか
1.「弱いドル」は米国の金融経済(WS)にとっては拙いが、自動車など主要産業界は歓迎し、「強いドル」はその逆だ。米貿易赤字は一般的なドル相場の強弱とは連動しないが、人民元問題は別格だ。中国当局は人民元安に誘導し、対米輸出を急増させる。一方で、ゴールドマン・サックスなど米金融資本を取り込んで、巨額の対米黒字の一部を米国債購入に充当し、ゴールドマン出身者が要職を占める米政権の不満をかわしてきた。

2.トランプ政権の政策は金融と産業の双方重視路線だ。日本の対米投資、融資による自動車など主要産業の雇用増進の意義は大きい。しかし、米側が強引にドル安・円高の方向に持っていこうとすれば、日本側は損失を被るので、この対米協調は機能しない。ドル・円の安定への米側のコミットメントが日本の対米協力成否の鍵を握る。

3.グラフは1985年9月のプラザ合意以来の主要国通貨に対するドルの実効相場と貿易赤字の推移だ。87年10月の史上最大規模のNY株価大暴落(ブラックマンデー)、2008年9月のリーマン・ショックはいずれもドル安の最中だ。債務国米国は海外からの資金流入に依存している。ドル安におびえる投資家は何かのきっかけで、一斉に米金融市場から逃げ出す。ドル安は米金融市場を不安定にし、日本の対米投融資を困難にし「米国第一主義」は不発に終わる。

4.北京は自国産業の対日競争力を意識し円安・元高を嫌う。昨年前半には円高に仕向けようと日本国債を爆買いした。米中の間で、日米の枠組みを米中為替交渉と完全に切り離すようアベ麻生に期待したい。
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