ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
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クレジット履歴
 
クレジット歴
  外国人が初めて米国に居住した時には、正式な社員として米国の企業に就職したとしても、その人はアメリカの社会では個人としての信用度はゼロである。だからヴィザやアメリカン・エックスプレスのカードを申請しても、カードは個人のものであるから、なかなか発行してくれない。だから初めは就職した企業の信用を借りることとなる。社会保障番号を申請して、住居を定めてから、地元の銀行に口座を開き、名前入りのチェック・ノートを手にすれば、アメリカ社会の一員としての生活が開始される。
 
  
 
   日本のような自動振り込み制度はないから、毎月送られてくるガス、電気、電話などの請求書に対して、チェックに記入して普通郵便で請求先に支払う。またクレジット・カードについても毎月使用した分について一覧表とともに請求されるから、同じようにして支払いを続ける。この支払いを毎月きちんと期日に遅れずに支払うことで、あなたの個人としてのアメリカ社会での信用度が高まってくる。

  この支払い歴のことを、クレジット・ヒストリー(Credit History)と称する。こうして真面目なクレジット歴が2年間も続くと、あなたはアメリカ社会での信用度が抜群なものとなり、どこのクレジット会社でも申請すればすぐにカードを発行してくれる。そしていつの間にか、さまざまなカードで懐が膨らんでくる。

  問題となった住宅ローンは、電気ガスやカードの支払いが過去に何度か滞り、再度の支払い要求がきていた、アメリカ社会では信用度の低い人にまでローンを組むことが可能であったことに起因している。住宅バブルで価格は上昇していくから、このようなことが平気で行われていた。

   1980年代後半の日本のバブルは土地の価格がどんどん上昇していったことで、銀行などがじゃぶじゃぶお金を出し続けたことによるものだ。資源は有限であるが、人間の欲望は無限であるから、資本主義経済の下ではバブルは歴史が教えてくれる通り、なくなるわけがない。お祭りのあと始末をどうするかである。このまま米国の金融緩和が継続すれば、バブルの入り口に来ているのかもしれない。
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