ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
<< クラウド・システム | main | 大学のオープンキャンパス >>
エンジンからの脱皮
 

エンジンは車の生命線

  ホンダの新社長は2020年ビジョンを発表して「良いものを早く、安く、低炭素でお客様にお届けする」というキャッチフレーズを紹介した。何だか食い物屋の宣伝文句みたいで、自動車企業としては余りにも漠然としすぎている気がする。2年前のリーマンショックで、トヨタや日産が赤字になったにもかかわらず、ホンダだけは利益を上げていた。これはレースからの撤退など、ホンダらしい素早い経営判断がもたらしたものであろう。

  

  何といっても創業者の本田宗一郎氏以来のエンジンを中心とした技術へのこだわりは並大抵のものではない。二輪からの出発であったので、四輪への事業開始に当たっては、これに反対する当時の通産省と本田社長とのやり取りは有名である。「エンジンはホンダのDNA」と言う通り、創業以来、技術者とカネを投じて世界最高のガソリンエンジンを製造してきた。低公害エンジンでも、CVCCVTECなど生み出し、エンジンはどこにも負けないと言うのがホンダの誇りであった。


  ところが、今やガソリンを使う内燃機関の先が見えてきた。機械工学と電気工学の技術の粋を集めたガソリンエンジンではあるが、これに変わる電池とモーターによる電気自動車
EVの時代がすぐそこまで来ている。2050年にはガソリンエンジンは20世紀の技術遺産として博物館に展示されていることであろう。熱力学の法則からオームの法則への転換である。


  新社長は「環境対応車の本命を言いきることはできないから、手を広げている」と言うように、明らかに経営の核心であるエンジンへのこだわりが、足かせとなっていることを認めているようだ。
20世紀、世界に鳴り響いたソニーとホンダのブランドの方向性が明確になった時に、あらためて日本のモノづくりの復権が期待される。

http://iiaoki.jugem.jp/?eid=2637

http://iiaoki.jugem.jp/?eid=3145

| ビジネス | 18:21 | comments(1) | trackbacks(0) | ↑TOP
スポンサーサイト
| - | 18:21 | - | - | ↑TOP
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2010/08/04 9:49 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
SPONSORED LINKS
PROFILE
LINKS
CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
新着コメント
新着トラックバック
MOBILE
qrcode