ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
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絶対計算について
絶対計算について
 何か意味の分からない言葉を目にしたので、少し調べてみた。要するにコンピュータの記憶容量がギガとかテラの単位にまで大きくなってきたので、巨大なデータの集積をすることができるようになり、全く関係のないような二つの集合の間での相関関係を計算することができるようになってきたことを絶対計算というようだ。
 
 たとえば、北京の降雨量とライン川のブドウ収穫量の関係、毎朝顔を洗わない人とその人が自動車事故を起こす確率など一見何も関係がないようなことでも相関係数を出すことができる。さらには、最新医学データの集積によるその病気の治療法の提示、麻薬犯罪者の保釈を認めるべきか否か、どの政策がもっとも有効かなどについても答えを出すことが可能となってきている。

 技術革新が兆単位(テラバイト)のデータの集積を容易にしてきた。絶対計算は、医者、政治家、評論家などの専門家をおしのけて問題を解決する手段となってきている。著者は自ら絶対計算を駆使して政府の政策の有効性などを調査しているエール大学の教授で、誰でも理解できる数学の本である。それにしても、絶対計算という言葉はあまり適切とは思われない。

*Ian Ayres「その数学が戦略を決める」山形訳、文芸春秋 1800円
[目次]
第1章 あなたに変わって考えてくれるのは
第2章 コイン投げで独自データを作ろう
第3章 確率に頼る政府
第4章 医師は「根拠に基づく医療」にどう対応すべきか
第5章 専門家vs.絶対計算
第6章 なぜいま絶対計算の波が起こっているのか
第7章 それってこわくない
第8章 直感と専門性の未来
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| - | 2010/07/17 12:25 AM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2008/01/11 3:28 PM |
コンピュータの計算力に余力ができたことを有効活用して、今まで相関関係がないと思われたことを、あえて関数にしようということなんでしょうか。
 
確かに、理系の世界では、実験値によって導き出した関数を公式として活用しています。それが、電算機の発達により、当たり前となって、一人歩きをして暴走していると感じています。 
 
そもそも公式は、おおよその計算式であって、完全一致はしていない場合が多いのですが、それを過信している人がプロあっても多い点に閉口しているからです。
 
だからこそ、高偏差値の人が、新たな一歩を踏み出せないということにも繋がっているような気もしています。
 
| たろう | 2008/01/11 10:28 AM |
もう少し説明してください。よくわかりません。
| はなこ | 2008/01/11 9:47 AM |
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