デフレ脱却で普通の国へ戻る(その1)
1.日本のGDPが世界に占めるシェアは、橋本緊縮財政でデフレに突っ込む以前は、17%を超えていた。日本一か国で世界の20%近くを生産していた。その後、デフレで挫折し世界経済は順調に拡大したが、日本シェアが下落し2016年は6.5%。
2.中国のGDPは世界の2%程度だったのが、世界経済を上回るペースで成長し、今は15%。 ちなみに、2016年に日本のシェアが少し高まり、中国が落ちているが、これは「円高人民元安」の影響だ。もちろん、2016年にしても、中国の成長率は日本を圧倒していた。
3.このままのペースで日本の停滞と中国の成長が続くと、2040年頃に経済規模の差は10倍に開く。すでに2.3倍だ。中国は経済成長率以上に軍事費を拡大するため、軍事予算の規模は20倍の差がついている。 日本の20倍の軍事予算を使う共産党独裁国家に立ち向かうことは難しい。
4.日本の繁栄を妨げる最大の壁がPB黒字化目標だ。これが骨太方針と閣議決定されている以上、全ての政策がPB黒字化前提だ。支出は前年比で削減する。増える場合は他の支出を削るか、もしくは増税するという前提で予算が組まれる。PB目標に異様に固執し日本を亡ぼす財務省だ。IMFの最新データ