騒いで問題を生む手法
1.民衆から拍手喝采を浴びる手法はローマ時代から決まっていて、常に敵を生み出し自分たちがその犠牲者だと強調する事、圧倒的多数の民衆は論理ではなく感情で動く事、同じ話を何回も繰り返して初めて民衆は理解する事の三つの事を常に意識することである。TVタレントから政治家に転進した小池の極意だ。
2.トランプがメキシコ人を敵にしたように、石原をユダヤ人のように都民の敵にした。将に小池ポピュリストの手腕だが彼女が国家権力を取る心配はない。都政をめちゃくちゃにし、これ以上、妄想でリスクを生み出し都民の税金を浪費するのはやめにすべき時だ。当人も逃げ出すチャンスを伺っている。
3.豊洲の用地買収や建設にかかった6千億円はサンクコストであり元に戻らない。それより大事なことは、これからの豊洲の維持費で豊洲に「不安」はないのに、築地を使い続ける機会費用のほうが遥かに大きいので早く移転すべきだ。環境基準を超えているという問題だが、これも見当違いなことだ。
4.環境基準とは土壌汚染対策法では、70年間、1日2リットル地下水飲用を想定したものだ。これは井戸水の安全基準であり、コンクリートで遮蔽している豊洲市場とは無関係だ。そもそも今までの「モニタリング」に意味がなかったのだ。まわりの指導員からたきつけられて、そのまま鵜呑みして騒ぎを拡大した小池だ。
5.環境基準とは土壌汚染対策法によれば、70年間、1日2リットルの地下水を飲用することを想定したものだ。これは井戸水の安全基準であり、コンクリートで遮蔽している豊洲市場とは無関係だ。そもそも今までの「モニタリング」に意味がなかった。