人工知能AI
1.2015年12月に、”ITにおける二つの限界”というタイトルでまとめたときに、人工知能の話も取り上げた。まさか、これが契機となったとは思わないが、その後、囲碁や将棋をはじめ、自動運転、職が奪われるなど、新聞やTVなどでも取り上げられるようになったAIの世界だ。
2.人工知能とは人間の脳が行っている知的な作業を計算機で模倣したソフトやシステムだ。人間の使う自然言語を理解し、論理的な推論を行う、経験から学習したりするプログラムなどのことをいう。応用例として問題解決技法、機械翻訳システム、画像や音声理解システムなど多くの事例が出されている。言語はLisp、Prolog、JAVA,C,、Pythonなど。
3.米国の大学で学習に使われているPythonは、汎用のプログラミング言語で、コードがシンプルで扱いやすく 設計されており、C言語などに比べて、さまざまなプログラムを分かりやすく、少ない コード行数で書けるといった特徴がある。日本では,これに相当するRubyがある。
4.世界には8千ものプロ言語があるが、求人案件から見るプログラミング言語別給料ランキングで1位を獲得。名前の由来は、BBCが製作したコメディ番組 『空飛ぶモンティ・パイソン』。Pythonという英単語が意味する爬虫類のニシキヘビがPythonのマスコットや アイコンとして使われる。
5.プログラミング言語ランキング上位5言語は、 以下のようだ。
1位 Java 、2位 C、 3位 C++、 4位 C#、 5位 Python。
「Python」は、プログラミングをこれから勉強しよう という初心者にとって勉強しやすい言語であり、特にAIの機械学習には使いやすい言葉だ。
6.実際のITの現場では、 圧倒的にJavaが使われる頻度が高い。しかし、 勉強し易い言語として君臨してきたJavaを、 上回る勉強し易い言語Pythonが出てきたことも事実だ。Javaも使いやすいが、それ以上なら、Pythonなど直ぐに使えるはずだ。
7.子どもの玩具の世界にも、プログラミングを勉強するものがいろいろと出てきている。人工知能で人の職がなくなるのではなく、JavaやPythonをマスターすれば、家庭の主婦でも、新たな職業となり得る。我々の世代は、FortranやCobolを独学でマスターしてきた。Javaはコーヒーマークで覚えているが、女子大の情報科学の講座で教えたことがある。ボケ防止に次はパイソンだ。