ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
日本語廃止の暴挙
連合軍の日本語廃止論


1.GHQには日本の軍国主義を改め、日本の民主化を推進するという名目で、国語教育における漢字の学習を廃止し、最終的に日本語をローマ字で表記するようにするという計画があった。1946年3月31日付けの米国教育使節団報告書に明記されている。日本という野蛮国を文明化する実験に参加する誇りを持った米国人が15名来日した。

2.日本の歴史、文化、伝統を否定して、民主主義という自分たちの価値観を強制する事に意欲を燃やした米国人もいたことは確かだ。彼らにとって、日本語なるものは全く理解の枠を超えた存在だった。極論は日本語を廃止して英語化するものだったが、少なくとも文字だけは26文字にするローマ字化を提案した。

3.しかも、この米側使節団に協力するために、文部省は日本側教育者委員会を準備した。得られた結論は、日本の国字は学習の恐るべき障害となっているから, 漢字を全廃して、アルファベットという音標式表現法が採用されるべき、という恐るべき内容だった。この背景には、西洋系言語こそ文明語であるという人種差別が大前提となっている。そして最低限、ローマ字教育が導入された。現在、日本人が英語を苦手としている原因の一つがこのローマ字での読み書きだ。
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