ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
日本国の未来像
1.普通の国家は政治、経済、軍事の三本足で立っている。日本では軍事の足が異常だ。憲法には軍隊に関する規定がないので、一般の国々と同じようにしようとすると非難する人が内外にいる。外交防衛問題で日本は米国の言うことを聞かないと動けないから普通の国ではない。右とか左の問題ではない。

2.90〜91年の湾岸戦争で日本は130億ドル出した。どこからも感謝されなかった。クウェートが国際社会の皆さんへ、と掲げた感謝広告をNYTなどに掲載した。30か国にお礼が述べられたが、その中に日本の名前はなかった。エコノミスト誌「日本は昼寝していて国際情勢が全く分かっていない」。

3.ところが去年「日本は戦前の日本に復帰しようとしている」と同じ雑誌が全く逆のことを書いている。小沢一郎も「日本は普通の国になれ」と言ったが、今は正反対のことを言っている。「普通の国」の実現に着手し次々に手を打ってきたのは安倍晋三だ。憲法改正とはただそれだけのことでしかない。

4.南シナ海での中国の動きに対して、ハーグ判決は明らかな膨張主義と判断した。 これに対して日本は防衛での欠陥を補うために日米同盟を強化しなければならない。その米国も内向き傾向に変化してきた。だから自衛隊を普通の国の軍隊にするために憲法に盛り込む。護憲派の言い分は中国と同じだ。

5.衆参両院で2/3は戦後初めてで憲法改正の絶好のチャンスだ。日本も普通の国になり、周辺諸国と仲良くする地政学的地位にある。 20年五輪で、多くの観光客が集り「優しい国」「治安は安定」「文化も興味深い」「平和を愛する国」いう印象を強く出していく道義国家が目標だ。
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