ある女子大教授の つぶやき

日常の生活で気がついたことを随想風に綴ってみたいと思います。
量子暗号
1.量子暗号は量子情報理論の、現在のところほぼ唯一の現実的な応用である。別の概念として、量子コンピュータを用いた公開鍵暗号方式を「量子公開鍵暗号」という。OTU暗号 (岡本・田中・内山暗号) はナップサック問題、鍵の生成時に離散対数問題を解くために量子コンピュータを用いる。
2.ベネットとブラザードのBB84は現在、実装されている量子鍵配送であり、安全性の理論的研究もBB84に集中している。
3.量子暗号方式は「秘密鍵」の伝送に量子暗号を使うことで、文書の送信時に生成する鍵の情報を安全に共有し、暗号化された文書は従来使用しているコンピュータネットワークで送信する。「鍵の伝送と文書の伝送を別々に」するところがこの技術の肝になる。

4.量子暗号では光子の状態でビットを表現し、量子暗号が絶対に安全なことは、量子物理学の基本原理である「粒子の位置と運動量を同時に確定することはできない」というハイゼンベルグの不確定性原理と「量子は観測することにより発生する相互作用でその状態を変える」という量子の観測不可能性で保証。
5.2人の人が、粒子を使って情報を送信する。暗号業界の決まりごとでは、送信者がアリス、受信者がボブとする。情報を送る時に使う粒子に「色」と「形」という2つの性質があると考える。使用する粒子の色が赤い時は1、青い時は0を表すものとし、形が立方体の時は1、球の時は0をあらわす。
6.アリスが「1」という情報をボブに送ろうとする時、「色」を指定して粒子を選ぶか、「形」を指定して粒子を選ぶかをランダムに選択できる。「色」と「形」の両方を選択することはできない。これが、ハイゼンベルグの不確定性原理(どちらか一方を確定するともう一方は確定できない)にあたる。

7.アリスが「色」を選択した場合、1をあらわす色は「赤」なので、「赤い立方体」か「赤い球」がそれぞれ50%の確率でボブに送られる。どちらが送られたかをアリスは知ることができない。受け取ったボブは、送られてきた粒子の「色」を調べるか「形」を調べるかをランダムに選択できる。
8.どちらか確率は50%。「色」を調べた場合、送られてきているのは形はどうであれ赤いことは間違いないので、100%の確率で「1」という情報が得られる。「形」を調べた場合、不確定性原理により、立方体である確率は50%、球である確率も50%で「1」という情報が得られる確率は50%
9.「色」を調べた場合と「形」を調べた場合を総合すると、75%の確率で正しい情報が伝わり、25%の確率で間違った情報が伝わっていることになる。ここで、色を調べたのか、形を調べたのかを、ボブはアリスに報告。アリスはボブからの報告で、同じものを調べていれば情報は確実に伝わっている。

10.その情報を活かし、違うものを調べていた場合は、間違った情報が伝達されている可能性があるので、その情報はお互い破棄する。これを繰り返すことで、任意の個数の粒子を、アリスからボブに送信し、秘密鍵を共有することができる。 http://www.tdk.co.jp/techmag/knowledge/200706/index2.htm …
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量子という概念
量子という概念
1.基本定数であるプランク定数は溶綱の温度測定を嚆矢としている。
2.量子の基本は電子と光子であり、波と粒の二面性をもち、二重スリット実験で観察することができる。光はエネルギーを伝達するが、それは連続体ではない。
3.この実験で、スリットを通過するときには波だが、スクリーンという測定体に衝突すると粒になる。この現象の解釈の方法として、アインシュタインをはじめ、多くの論争があるが、未だに決着はついていない。
4.直径の比較で、「地球:ピンポン玉」=「ピンポン玉:水素原子」であり、この比は4億程度だ。電子は水素原子の中にあるから、その大きさの概要は想定できるだろう。
5.極微のモノの存在を観察や測定するために、光を使ったとしても、そのために、測定物は変化してしまうから、量子の直接的な観測や測定は不可能だ。

6.物理の教科書にある水素原子の構造図で、原子核の周りの円軌道に電子が一つ回っている記憶があるが、これが誤解のもとだ。電子が一つは確かだが、その位置がどこかは偶然的で確率的なものだから、原子核の周りの雲の中にあるようなものだ。
7.ある時刻の状態が決まれば、その後の状態は完全に決定されるという決定論的な因果律が支配する古典物理学の世界だ。量子力学の立場では、電子の位置や運動量を測定できるが、それは測定される前に電子が持っていた値を見出すことではない。測定されていない時には物理量は決まった値を持っていない。現象は記録されるまでは現象ではない。
8.ベルの定理によって、物質は決まった属性をもたず、古典的な決定論は成立しないことが明らかにされた。こうして科学的に全ての決定論的な理論が否定された。これまでの常識では、とても本当のこととは思えない事でも,量子力学の姿をありのまま受け入れる必要があることが、科学的に証明されている。

9.観察も測定もできない量子を利用するための道具として数学がある。波動力学、行列力学、量子力学、経路積分などあるが、形式は異なるが内容は同じものだ。実数解は存在しないので、複素数解となる。
10.電子が複素数ではなくて、電子の姿は複素数を考えないと理解できないという意味だ。観測した結果を通じて、電子が見せる姿を数学でこういうものだと判断する。古典物理のような目に見えるようなイメージとは異なる世界だ。波動方程式は電子について得られた成果を集めて作り上げた認識だ。この認識で、電子を含む量子に関する様々な情報を予測し、応用する事ができる。

11.20世紀では原爆、原発、半導体、計算機など多くの電気機器への応用があった。更に、量子力学の基本となる原理に「重ね合わせと絡み合い」があり、これらを用いて、暗号、通信、計算などへの応用が21世紀の課題であり、各国で鎬を削っている。次回の課題としたい。以上
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MASTODON
1.Twitterに似ているようで似ていないSNS「Mastodon(マストドン)」。新しいSNSだが、これまでのSNSとは放っているオーラが違う。サービスの”よく分からない感”と”ワクワク感”が充満するこの空気はTwitterが出てきたばかりのあの頃を彷彿させる。
2.「Mastodon」とは「約4000万年前から11000年前まで生息していたゾウやマンモスに似たゾウ目マムート科に属する大型哺乳類の総称」でマンモスのアイコンを使う。独の24歳のRochkoが開発したサービス。ベースがTWで、所々でFBのようなUIになっている。

3.アカウント名は「@〜」で指定し、プロフィールアイコンを設定。フォローとフォロワーという概念があり、プロフィールも最大160文字で入力可能。最大500文字まで投稿することができる。TW「ツイート」を「Toot」、「リツイート」を「Boost」」、「いいね」や「返信」は同じ。
4.絵文字を名前欄に入力し、これでチェックマーク意外にも18禁やピザ、初心者マークなど人気の絵文字を付けることができる。誰でも独自のマストドン(MD)サーバーを立てることができる。「インスタンス」と言うのは、MDを動作させるためのサーバーのことを意味している。

5.サーバーが異なる。つまり、「A」というインスタンスでも「B」というインスタンスでも同じユーザー名を取ることができる。異なるインスタンスで同じアカウント名を取る理由ははTWではなくFBグループやLINEグループに近いイメージだ。会社、大学サークル用インスタンスを作り連絡網となる
7.MDには致命的な問題がある。それはアカウントを削除する機能が用意されていない。他にも「ホーム」「通知」「ローカルタイムライン」「連合タイムライン」という良く分からない言葉が並ぶ。「公開」「未収載」「非公開」「ダイレクト」という4種類の投稿範囲が用意されている。選択肢が多い。

8.MD(ますとどん)
https://gori.me/mastodon/95056
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昭和のユートピア「満洲国」
1.目次あり。「満洲は、近代国家の道を歩み始めた日本にとって、フロンティアであり、ショーウインドーであり、実験場であった。…」
⇒喜多由浩『満洲文化物語 ユートピアを目指した日本人』集広舎 http://www.shukousha.com/information/publishing/5525/ … …

2.中国人が云う「日本は満州を侵略した」は、現状から推測した理屈に過ぎぬ。満州は清国を建国した満州族の故郷。辛亥革命は満州族支配の清国からの漢族による独立運動だ。追われた清国皇帝溥儀は日本公使館を頼り、これが後の満州国建国に繋がった。日本は満州族の故郷を共産勢力から守ったに過ぎぬ。

3.満州国の首都新京では東京よりも60年も早く全域水洗化を達成した。大連でのダイヤル式直通電話は東京や大阪よりも早い。満鉄が作った小学校では東京高師の付属小を学力テストで負かした。満鉄の特急アジア号は日本最速の特急燕より平均時速で15キロも速く、冷暖房付きで金髪の露人がサーブした。

4.満洲は欧州とアジアを結ぶ交通の十字路で異国情緒漂う街が多かった。ユートピアを目指した夢とロマンの実験国だった。医科大学や工科大学もあり、戦後、日本の再興に貢献した人材も多い。喜多由浩著、集広舎、1400円。
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捏造を定着させるな
虚構から真実へ
1.731部隊に関する10万ページの機密にされていた公文書を米国が公表した。これによると人体実験や細菌戦を行った証拠は全くなく、全ては根拠なき捏造であったと証明されている。だからと言って米国が同盟国日本に手を差し伸べてくれたと思わないほうがいい。

2.国の行動原理は自国の国益のみを最優先するという事だ。日本の国際的地位の向上は、時に米国の国益に合致しない可能性もある。 米軍慰安婦問題でも、米国が意図的に日本をスケープゴートにしている事は明白だ。べ戦争の戦友韓国への配慮から、韓国の醜悪さ愚かさを米国が分からぬ訳はないが、目をつぶる。

3.肝に銘じるべき事は抑止力を万全にして、手を出したら深傷を負うと知らしめることだ。その為の負担を国民は厭うてはならない。武器輸出をしないからといってどこの国からも尊敬などされない。

4.既に731の件は東京裁判でも却下されているように証拠はなかった。改めて森村誠一著「悪魔の飽食」は捏造本だったと証明された。今まで反日勢力に日本の残虐性の一例として利用されてきた作り話という冤罪はひとつづつ晴らされて歴史の真実が見えてきた。
| - | 05:27 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
量子力学の解釈20
1.コペンハーゲン解釈では、観測前は確率的に存在しているけれど、観測したときに状態が定まるとする。これの解釈のしようによっては、シュレディンガーの猫問題では、生きている猫と死んでいる猫が重ね合わせの状態で存在するということを認めなければならない。
2.エヴェレット解釈(多世界解釈)では観測前も観測後も重ね合わせの状態で存在していて、観測は全ての重ね合わせの状態のうち一つしか観測できないとする。猫問題では生きている猫と死んでいる猫はずっと重ね合わせの状態にあるが、観測するのはどちらかでしかないとなる。その確率はコ解釈と一致。

3.エ解釈はコ解釈での状態(波動関数)の収縮ということを解消しようとする。コ解釈ではミクロのものは確率的存在であるとしていて、観測により確率的であることを止める(収縮)とする。どこからがそういうミクロなのかが曖昧だ。エ解釈では、収縮を考えないためそういうことを回避している。
4.生きている猫と死んだ猫の重ね合わせの状態というのはコペンハーゲン流で、観測していない状態を敢えて観測できたとしたらという想像でしかない。エヴェレット流で多くの世界が同時に存在しているというのも、観測できないものについての想像でしかない。

5.仮にそういう平行世界が存在すると考えるにしても、この世界以外の他の世界は存在確率は全て0になる。存在確率が0のものは観測できない。どちらも、数式の解釈だ。SFの世界では、人間が突如として霧のような存在になったり、平行世界と行き来できたりするとかですね。
6.ファインマン経路積分を用いることによって、よりシンプルな仮定から S方程式を導出することができる。経路積分はS方程式の正当性を数学的に証明した。経路積分はある時空間上の2点に対して、その間を結ぶありとあらゆる経路を考え、その経路に対応する重さをかけて、足し合わせる(積分する)。

7.この単に数学的な操作を「詩情溢れる言葉で表したのが多世界解釈」だ。経路積分からS方程式が導かれるので、多世界解釈から重ね合わせの原理が導かれる。重ね合わせの原理さえあれば多世界解釈はいらないと いうが、順序が逆だ。
8.量子力学で有名「量子力学が分かったと思ったら、それは量子力学を理解できていない証拠だ」。「分かった」を「実体をイメージできた」とするなら、コペンハーゲン解釈にせよ、多世界解釈にせよ、量子力学の観測問題の『解釈』では、その通りだ。

9.観測していないときの解釈といっても、高校の化学の教科書にあるような原子核の周りを電子が雲のようになって覆っているイメージイラスト程度だと問題はない。電子を確率分布計算の通りに色合いの濃淡をつけて図示しているイラストだ。

| - | 05:15 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
量子力学の解釈10
1.S方程式に奇妙な性格がある理由。量子力学には特定1個の粒子という概念がないこと、方程式における電子の振動数/波長の概念が古典物理学と同じであること、確率的依存的性格を持つ複素関数ψの微分方程式であること、1個の電子の記述ではなく「超時空量子集団」の記述であること。
2.状態ベクトル/波動関数が複素数であることの理由をりかいすること。 基本粒子の波が複素波であることを理解しない限り粒子の波動的性質や波動的振る舞いに関する混乱はなくならない。

3.人間(観測者)にも量子力学を適用する。人間も猫と同じように複数の状態の重ね合わせとして存在していることになる。猫は「生きている状態」と「死んでいる状態」が重なり合って同時に存在しているから、人間だって「生きている猫を見ている状態」と「死んでいる猫を見ている状態」として同時存在。
4.カチコチの粒子だと思われてきた「1個の原子」が、実は、そんなものではなく「ここにあるかも、あっちにあるかも」という可能性が重なり合った「波のような存在」であるというコペンハーゲン解釈が正しいのなら、人間も含めて全て物質(宇宙)も「あらゆる可能性が重なり合った波のような存在」

5.「電子が多重に存在するなら、猫だって多重に存在するはずだ!」という「シュレディンガーの猫」の思考実験について、「だったら、それを見ている人間だって、多重に存在するはずだ!」と、誰もが見落としていたことに、ひとりの学生が見事に気付いた。
6.「見ている人間が、多重に存在する」ということは、『私がいる世界』が多重に存在しているということであり、それはつまり、『多世界』が存在しているという結論になる。「そうか!そうだったのか!おれたちは……、とんでもない考え違いをしていたのかもしれない」「どうしたんだエヴァレット!

7.量子力学の多世界解釈ではこれらifの世界が全て実在すると考える。パラレルワールドがあると言う意味は。全ての選択肢で世界が分岐し、無限の平行世界があるということだ。人はありとあらゆる可能性を強制的に選ぶということで、これは夢をぶち壊しにする考え方だ。
8.「観測の瞬間、状態はただ一つに定まった。なぜだ!奇妙だ!波束の収縮だ!」がコペンハーゲン解釈。別の解釈では人間を含めてこの世の全ては波動関数で表される。観測の瞬間、変わった事が起きるのではない。A 状態の観測者とB 状態の観測者とが重なり合って存在している状態を表す波動関数だ。

9.我々自身はその可能性の中の一つに過ぎないわけだ。この解釈は心情的に納得できるかどうかだけが問題であり、それ以外に矛盾などはなさそうだ。これが多世界解釈である。
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日米貿易摩擦
30年前の繰り返しだ
1.「アメリカの対日貿易赤字」を放置し続けていたことのツケがきた。財政出動をして内需を拡大しておけば、対日貿易赤字は縮小できたはずだ。財務省が財出せず緊縮に走りまくるという愚かな振る舞いやってきた報いだ。対日貿易赤字を縮小させる有効手段は財出による内需拡大だと再度確認する。

2.米国は日本の自動車、農産物の市場開放を求める意見書をWTOに提出した。米国にとって貿易赤字が2番目に大きい国で対日赤字に深刻な懸念を表明している。日米経済対話で市場開放を迫り、WTOの日本の貿易政策審査に合わせ、日本の貿易政策に関して懸念を公的に表明した。

3.自動車市場の規格、認証制度などを非関税障壁と主張し、米自動車メーカーが不利な立場にあると表明した。日本の農産物市場についても高関税などで保護していると批判し、日本の実効性のある構造改革は貿易不均衡の是正につながるとした。医療、労働規制改革で、一層の経済開放を迫るともしている。

4.今回の米国の主張はこれまでにも聞いたはずだ。それは1980年代の日米貿易格差で、レーガン政権が双子の赤字解消で日本の協力を促した時と、全く同じ主張だからだ。これを聞き入れた日本は、なかなか米国の思うようにならず、バブルをひこ起こされて潰され30年にも渡る禍根を残してきた。日本はいつも真面目に努力しているが、いつの間にか悪者扱いにされる。この時にも、その後、米国の株価は5倍になっているが、日経平均は0.5倍だ。GDPでは米国は3倍だか、日本は横ばいだ。今度こそ、馬鹿な役人の頭ではない舵取りをしていきたい。
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諸悪の根源はPB制約だ
1.プライマリー・バランス(基礎的財政収支)の制約がある限り、この国は確実に亡国の憂き目にあう。PB制約のせいでデフレが続き、貧困・格差社会が拡大する。PB制約とは「政府は税収の範囲で、支出しましょう」というから、デフレで税収が少ない時代には支出がどんどん削られる。
2.デフレは内需(消費や投資)が冷えこんでしまう現象で内需拡大が必要不可欠なのに、政府が支出を削っていけば、デフレから脱却できるはずはない。デフレの最大原因はPB制約にあり、このせいで国民は貧困に苛まれ、格差社会が広がっていく。

3.財政が悪化する。「PB制約」は財政健全化のために必要だと信じられている。多くの経済学者、エコノミスト、政治家、官僚が、この説を信じ、PB制約を守ること、イコール、財政再建だ、と考えている節すらある。これは完全な間違いで、財政悪化の原因は「デフレ」だ。
4.日本は98年にデフレ化するが、その前後で、国債発行額はナント三倍近くに跳ね上がり、20兆円近くも増えている(10年平均が13.1兆円→32.4兆円)。デフレになれば、あらゆる経済活動が停滞し、税収が激減するからだ。これが日本の「財政悪化」をもたらしている。

5.「PB制約」はデフレを導き、PB制約が財政悪化を導いているという次第だ。商売人がケチケチ(=PB改善)すれば、「目先の倹約」はできても、お客さんをどんどん失って、結局「貧乏」になるという、至って当たり前の普通の話だ。
6.「労働生産性の向上」や「産業競争力の強化」が必要だが、「生産性」が落ちて「競争力」が低下している最大の原因もまたデフレだ。産業競争力の最大の源泉は各企業の投資だ。デフレであれば当然「投資」は冷え込む。「PB制約」があれば「政府」もまた投資しない。実際、政府による投資はその前の半分以下だ。

7.PB制約は、デフレを導いて民間投資を冷え込ませると同時に、直接的に政府投資も減り、科学技術力の凋落も導き、このトリプル効果によって競争力を低下させている。さらには、「労働生産性」が低いのも、デフレが原因。労働1時間あたりが生み出した付加価値の合計も減る。
8.付加価値の国民全体の合計がGDPで、GDPが減れば労働生産性は下がって、増えれば上がる。だから、PB制約がデフレを導き、GDPの縮小をもたらし、最終的に、日本の今の低い労働生産性の低下をもたらしている。PB制約はデフレ化と地方へのインフラ投資の抑制の双方を導くダブルで地方を疲弊させた。

9.PB制約のために、巨大災害や極東有事などが生じた時、大量の人命が失われ、二度と回復できないほどの深刻な被害を受ける危機が高まっている。経済的豊かさや安全保障を毀損しているだけでなく、日本人が日本人であるための文化や教養すら、毀損し始めている。
10.日本が後進国化するPB制約を日本政府が持ち続ければ、デフレは確実に継続し、その結果、このままデフレが続けば、かつて2割弱もあった日本のGDPの世界シェアは近い将来、メキシコ程度の水準にまで凋落する。

11.政府支出(上の線)と税収(下の線)が、バブル崩壊以降、大きく乖離し、税収を支出が大きく上回っているーーーこのワニの口を閉じない限り、この国はハタンする、だから増税だ! というレトリックが繰り返されてきた。この両者の線の差が何かと言えば、もちろん「公債発行額」。で、(その公債の中で主要な位置を占める)国債発行額のグラフをこのワニの口のグラフに重ねたのが、この図です。ご覧の様に、この国債発行額は、98年を境に一気に三倍にまでふくれあがり、20兆円も増えているのです!つまり、ワニの口が開いている最大の原因は、デフレだ、ということがハッキリとわかります。なので、財政再建をしたけりゃ、デフレを終わらせればそれでよい。
12.なんで98年にデフレになったのかと言えば、増税したから、なんですねw この国は皮肉な事に、財政健全化したくて増税したら、もっと酷く財政悪化しちゃった、という愚かな顛末になっているわけです。 まさにPB亡国論ですね。

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斉南事件
歴史(昭和元年前後 1926)
1.5月3日で斉南事件を思い出す。尼港事件(1920)から斉南事件(1928)まで「もし当時の日本が早期に徹底した武力を用いて支那の反日勢力に対して徹底的な弾圧と報復を行っていたら、事態はここまで深刻にならずに済んでいた」。同じ時期、英米仏蘭独伊などは支那人に襲われていない。彼らは徹底的な反撃と打撃を支那人に与えるから、怖くて手がだせなかった。

2.日本だけが標的にされた裏の事情がある。清王朝時代に、最下層の野蛮人としてこき使われていた朝鮮族が「ウリたちは日本人で世界最強だ。お前たち漢族よりも偉い」と言って、支那人を襲撃し財物を奪い、強姦をはたらき殺人を犯すという事件が多発した。悪事が露見したら、不逞朝鮮人は日本軍隊に保護を求めた。

3.対立を煽り火に油を注ぎ事態を混乱させるのは共産主義者の常套手段だ。対立を煽られた被害者らは徒党を組み日本軍を襲撃し、満鉄への破壊工作を繰り返した。そうした行動は遂に大惨事を招き、尼港事件、済南事件、通州事件となっていった。ベトナム戦争でも韓国軍は同じことをした。米軍敗退の元となった。

4.米国のペンタゴンでは今でも韓国人を嫌悪している。済南事件も、通州事件も、その原因をたどれば、不逞朝鮮人に行き当たる。結果として、彼ら朝鮮族を庇護した日本軍への怨嗟となり、漢族の日本人への恨みとなって、支那に派兵していた11カ国の中で日本だけが標的になるという事態を招いたという事実だ。
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